人参のしぼりかすを使って「おやき」作りました

家庭料理

前回、人参のしぼりかすを使って作った
全粒粉クッキーのことを記事にしたところ、

関連記事:人参ジュースのしぼりかすを使った全粒粉クッキー

Facebookページの方に頂いたコメントの中で、
人参のしぼりかすを使って「おやき」を
作っていらっしゃる方がいて、、、

クッキーばかり作っておりましたが、
「おやき」というアイデアもあるのかー!と、
新しい発見を頂き、さっそく真似っこして、
おやきを作ってみました。

ちなみにご存知の方も
いらっしゃると思いますが、

「おやき」とは、(Wikipediaより一部抜粋)

小麦粉・蕎麦粉などを水で溶いて練り、
薄くのばした皮で小豆、野菜などで作った
あんを包み、焼いた食品で、、、

発祥地は、長野県の中でも冬季の降雪量が多い
北信地方・安曇野地方だが、その後、
長野県全域に広まり、名物となる。

同様の食品は長野県のみならず、
日本各地の気候や水利の関係で
稲作が難しかった地方で作られる。

とあります。

おやきに包む具は、野沢菜や切り干し大根
などが定番だそうですが、

別にどんな具を包んでもOKらしく、
かぼちゃあんやさつまいもあんを包めば
おやつにもなるのだそう。

私はずっと関西圏に住んでいることもあり、
「おやき」という食べ物にはあまり馴染みがなく、
購入して食べたことはあれど、作って食べる。と
いう発想すらありませんでしたが、、

日本の郷土料理、家庭料理の勉強のため、
今回、おやきに初挑戦でございます!

まずは、生地づくりから。

生地の材料は、、、

強力粉1カップ、
薄力粉1カップ、
自然塩 小さじ1/4、
熱湯 180ml

自然塩は、海のミネラルがたっぷり
含まれた「なずなの塩」を使用。

薄力粉は、北海道産小麦
100%のものを使用。

そして、強力粉は、100%熊本県産小麦、
「ミナミノカオリ」を使用しました。

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生地の材料を混ぜ合わせて、
耳たぶくらいの柔らかさになったら、
ラップで包んで、30分〜1時間ほど、
常温で寝かせます。

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その間におやきの具づくり。

今回、おやきの具材に選んだのはこちら。

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人参のしぼりかす、出汁と醤油、みりんを合わせた
調味液に漬けて下味をつけたたけのこ、
干し椎茸、大根菜と干しエビのふりかけ、
豚コマ切れ肉、キャベツ。

今回使用した野菜類はすべて、
無農薬無化学肥料の循環農法で育った
赤峰農場さんのところの旬のお野菜。

大根菜はこんなにも瑞々しくて綺麗な緑色!
イキイキしていて輝いてます!

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この大根菜と干しエビを一緒に炒めて、
ふりかけを作ったのですが、今回は、
このふりかけもおやきの具として入れてみます。
野沢菜の代わりのつもり。(笑)

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その他、、

干し椎茸も赤峰農場さんのところで
購入させて頂いたもの。

たけのこは、先日、奈良の実家に
帰省した際に母からもらったもの。

豚肉は国産、松阪豚のコマ切れ肉を、
包丁で粗みじん切りにしたもの。

本当は、豚肉の代わりに、雑穀の高きびを
使いたかったのですが、売り切れていて
買えず、断念しました。

次回、高きびが手に入ったら、
高きびバージョンのおやきを作ってみますね。

あらかじめ酒、醤油、すりおろした生姜を
豚肉に揉み込んで軽く下味をつけてます。

炒める直前に豚肉に片栗粉を少し揉み込んで、
その他の具材も一緒にフライパンで炒め、

味噌、酒、みりん、醤油、すりおろしたにんにく、
すりおろした生姜をすべて混ぜ合わせた
合わせ調味料を作り、

具材に火が通ったら、この合わせ調味料を
加えて混ぜ合わせおやきの具は完成!

主人が、辛いもの好きなので、
この合わせ調味料にアクセントとして、
四川豆板醤を少し加えて、
ピリ辛味噌風味にしてみました。

完成したおやきの具を冷ましている間に、
洗い物などの片付けを済ませたところで、
生地もちょうどいい感じに馴染んできたので、

生地の成形に入ります。

とりあえず、我が家には、麺を成形する時に
使用する手頃な板がないので、机の上に
サランラップを敷き、その上で作業しております。

まずは、麺棒で生地をのばします。

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8等分にして、丸め、、

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手で生地を伸ばして具を包みます。

これが結構難しくて、慣れない私は、
皮がすぐに破れてしまい、あちらこちらに
穴が開いてますが、お氣になさらずに。(苦笑)

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穴が開きまくってますが、
仕方ないので、氣にせず(笑)

このまま、蒸し器で蒸します。
約15分くらいでしょうかね。

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我が家で使用しているのは、
料理家の辰巳芳子さんが考案し、
野田琺瑯さんが製作した
ほうろう蒸気調理鍋 MIMOZA

もう何年も前から使用しているので、
我が家の鍋は、よく見るとキズだらけでは
あるのですが、、

これいろんな使い方ができてとても便利!

普通にお鍋としても使えますし、すのこを
敷けば、蒸し器にもなりますし、
このお鍋にすっぽりと入る内鍋もついてます。

そして、鍋の蓋は、蓋としてだけでなく、
お皿としても使用できるという優れもの。

蒸しあがりのおやきをこの蓋に♪

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蒸しあがったら、フライパンで
表面に焼き色をつけて、
側面も軽く焼いて、、、

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ピリ辛味噌風味の具沢山おやき、完成です!

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いろいろと具を入れすぎて、
もはや、人参のしぼりかすメインでは
なくなってます、、、(苦笑)

初挑戦のおやき。

果たしてお味はどうなっているのやら、、、

一口味見してみますと、、

うー、まーー、いー!

アクセントにと加えた
四川豆板醤がピリッ!と
良い感じに効いてます!!

そして、たけのこのシャキッ!とした
食感も心地よく、干しえびや干し椎茸も
良い旨味を出してくれてますし、

豚肉と野菜類がまたこのピリ辛味噌の
調味料とうまく馴染んでいて、

生地は、蒸してから焼いた効果で、
表面はカリッ!と、中はもっちりと仕上がりました。

見た目はイマイチながらも、味は大成功!!

また、ひとつ、人参のしぼりかすを使った
メニューが増えました。

これまで、おやきにあまり馴染みのない
生活を送ってきたものですから、

おやきをつくるという発想すら
出てこなかったのですが、、

こうやって、コメントをくださって、
アイデアを頂けるということは、
新たな経験を得ることにも繋がりましたし、
とてもありがたいです。

今後は、粉にもこだわって、
そば粉を使用したおやきなんかも
作ってみたいなぁと考えておる次第です。

そして、、、

前回の記事でもちらっとお話ししました、
キヌアを使った全粒粉クッキーですが、、、

一応、まだ研究中でして、、

だいぶ完成形が見えてきては
いるのですが、、

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黒ごまの代わりにキヌアを使って
作ってみたものの、やっぱり、
黒ごまも必要かなー。という感じ。

次回、キヌアの量を半分にして、
黒ごまを加えて焼いてみようかと
思っておりますが、、、

しばらくは、おやきづくりに熱中するかもです。(笑)

ではでは、また!

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