私が天然生活を始めてすぐの頃は
無農薬のお野菜を頂いているだけで、
調味料の大切さを今ほど
理解していませんでした。
なので、調味料を選ぶ基準は
普通に「値段の安いもの」と
いう感じでしたかね。
でも、食養について色々と
勉強していくうちに、
私達の腸内に生息する
菌の大切さを知り、
腸が体の健康を維持する為に
とても大切な役割をはたしている
という事を知り、
そこから、発酵食品の素晴らしさに
目覚めていったのです。
天然生活を始めてからというもの、
なんとなく自然の流れで
どんどん求めている情報が
入ってきたりして、今まで
やってきた様な氣がします。
家庭料理って、本当に毎日。
毎日、毎日食べるもの。
食べたものが自分の体の
基盤となるのですから、
毎日の食事こそ本当は
良いものを食べないと
いけないと思うんですよね。
私もまだ勉強途中で完全に
理解しきってはいないんですが、
この世界というのは「陰陽」で
成り立っていて、それは
食べ物にも通じていて、
私が尊敬している赤峰さんも
若杉ばあちゃんもやっぱり
「陰陽」の大切さを説いておられます。
陰陽については、まだまだ
勉強中ではありますが、
普段、私も出来るだけ
家での食事は、良い食材、
良い調味料を用いること。
「旬」のものを頂くこと。を
心がけておりまして、
その中でも調味料は
もしかしたら一番大切
かもしれないなぁと感じていて、
日本人が長い歴史の中で
培ってきた発酵食品を
絶やさない様に、
私に出来る事はそれを伝えて
応援していく事しかありませんが、
調味料を良いものに変えるだけで、
料理の味がぐーーんと美味しくなる。
それだけでなく、
血液、細胞が生まれ変わり、
体が生まれ変わる。
そうなったら、病気なんて
もうほとんどしなくなりますよ。
その為にも調味料、特に、
伝統的な製法で手間暇かけて
丁寧に作られ、微生物の力を
借りて熟成された、味噌、醤油、
酢などの発酵食品を大切に扱うって事が
家庭料理の基盤になるんじゃないかなと
思っています。
私がお手本にしている大好きな
料理研究家の辰巳芳子さんも
2009年の11月10日号の雑誌
「クロワッサン」の中で
こんな事をおっしゃっていました。
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よい食材、作り手の志のある食材を選び、
暮らしのベースに置くこと。
基本は出汁と調味料です。
そして良いものを食べた時の
自分の心や体の変化を集約してほしいの。
なぜ、これをおいしいと感じるのか。
なぜ、この作り方だと味がいいのか。
なぜ、これを食べていると疲れにくいのか。
わざわざ考える。
そうすると体が嫌がる食べ物、
体が喜ぶ食べ物が見えてくるの。
(2009年11月10日号「クロワッサン」より抜粋)
この一文を読んだ時に、
私自身妙に納得したというか、
深い気づきがあったというか、
いろんなものの価値基準を
変えていかないとなぁ。って
思ったんです。
辰巳芳子さんがおっしゃっている様に、
1つ1つの物事、自分がどう感じたか、
わざわざ考える。
それをやっているうちに、
本当に、自分にとって何が必要で
何が必要でないのか。
自分の体がすべてを
教えてくれる様になります。
まずは調味料から。
微生物の力を借りて伝統的製法で
手間暇かけて作られた本当に良い
調味料が私達の体にもたらしてくれるものを
是非ご自身の体で体感してみて下さい♪
ちなみに、こちらは我が家で使用しております、
調味料の一部です。
もしよければ、ご参考くださいませ。
ではでは、また!
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