腸内環境と調味料のはなし

著者プロフィール

暑い日が続いていますが、
夏バテをおこさないためにも、
毎日の食事を大切にする。という事を
心掛けたいですよね。

私達の体は、自分が口にするもので
できていて、それが血となり細胞となり、
生命を育んでくれているという事を
私は、アトピー克服という経験から学びました。

で、自分の口に入るものの大切さ、
体に使用する日用品の大切さなどを
自分なりに色々勉強して、体験して得た
学びをこのブログでお伝えしているのですが、
体の中でも最も大切な部分なんじゃないかな。と
思っているのが「腸」なんですね。

腸には、100兆個以上の菌が
生息していると言われていますが、
大きく分類すると善玉菌と悪玉菌。

これは、皆さんよくご存じの菌じゃないかと思います。

そして、善玉菌と悪玉菌以外に、
日和見菌という菌がいて、
これは、どちらか優勢な方につくという菌。

例えば、今の自分の腸の状態が
善玉菌優勢なら善玉菌につく。
悪玉菌が優勢なら悪玉菌につく。という感じで。

私達の腸内環境って常に一定と
いう訳ではなくて、

毎日の食事などの生活習慣で、
善玉菌が増えたり、悪玉菌が増えたりして
シーソーの様な状態で常に変化しているんですね。

腸内で善玉菌の働きが優勢であれば、
腸内を酸性に保ち、排便を促したり、
ウィルスなどの侵入を防いでくれたり、
悪玉菌の働きを抑えて、消化・吸収を
促進したり、体の免疫力を高めたりしてくれます。

が、悪玉菌の働きが優勢になると、
大腸に送られる食べカスに含まれる
アミノ酸やたんぱく質を分解して
有毒物質を生成し、腸内環境は悪化、
悪玉菌が生活習慣病などの病気を
引き起こしてしまう原因にもなったりします。

そこで、善玉菌優勢の腸内環境を
保つというのが大切になってくるわけです。

日本人は、味噌、しょうゆ、みりんなど、
多くの発酵調味料を生み出してきました。

これらの発酵調味料には、乳酸菌や酵母菌、
麹菌が含まれ、乳酸菌や酵母には
腸内の善玉菌を増殖させ、悪玉菌を抑え、
腸内環境を整えるという効果があると
言われています。

毎日のお料理の中で、これらの発酵調味料を
摂る事で、腸内環境を整える事が出来るとしたら、
これほど手軽な事はないですよね。

ただし、発酵調味料なら
何でも良いという訳ではなく、
伝統的製法で原材料を厳選して
作られているもの。

ちゃんと麹菌や乳酸菌、酵母菌の
働きを生かして熟成させて作られているもの
でないと意味がありません。

そういう意味があって、
良い調味料を暮らしのベースに置く。
という事が大切なんですね。

そこで、今日は、いくつか
オススメの調味料をご紹介したいなぁ
と思っております。

これから、良い調味料を揃えたいけど
どんなものを買えばよいかわからないという方の
きっかけになれば嬉しいなぁと思います。

自分で色んな商品を見て、試してという事を
繰り返していくうちに、視野も広がりますから、
自分の好みの調味料が見つかりますし、
良いものがわかる様になってきます。

私も最初はその繰り返しでした。

なので、最終的には、自分で
良い調味料を選択するというのが
ベストですが、最初のきっかけというか
選択肢の1つとして、情報を提供出来ればと思います。

前置きが長くなってしまいましたが、
まずは料理酒から。

我が家で使用している料理酒は、
いわゆる料理酒ではなくて、清酒。

日本酒にも色々ありますが、
清酒を料理酒として使用する場合は、
醸造アルコールが添加されていない
純米酒を使用する事をお勧めします。

ちなみに我が家で使用している料理酒は、純米吟醸「玉乃光」です。
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そして、こちらはちょっと面白い商品。
中谷酒造の「飲む酒粕 しぼり生姜入」と
いう酒粕酒。

そのままお酒として冷やして飲んでも、
温めて飲んでも美味しいですが、
これを調味料として使用しても面白いです。
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原材料は、純米酒、しょうが汁、酒粕、三温糖

先日、肉じゃがの調味料に
少し入れてみましたが、
まろやかな風味とほんのり
生姜の香りもあり、良い味に仕上がりました。

これでパウンドケーキとか
作っても美味しいかもとか思ったりしています。

続きまして、こちらが今、
我が家で使用しているみりんです。
多くの料亭や料理研究家も愛用する、白扇酒造の「福来純 三年熟成本みりん」
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原材料は、もち米(国産)、米麹(国産米)、
米しょうちゅう というシンプルな材料ながら、
天然酵母の力を生かして3年間熟成させた
深い味わいのあるみりんです。

白扇酒造さんは、良質な素材を使用し、
昔ながらの手造りにこだわる岐阜の蔵元さん。

この「福来純 三年熟成本みりん」は、
冷やして炭酸で割って飲んだり、スイーツ作りにも応用出来ます。

そして、最後はお醤油。
こちらは、マクロビオティックの
指導者である桜沢如一氏の
唯一現地指導品という事でも
知られる丸島醤油株式会社「マルシマ純正醤油 こいくち」
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原材料は、大豆(遺伝子組み換えでない)、小麦、天日塩

厳選された材料を使用し、
古式醸造法という伝統的な製法で、
麹菌の力を最大限に生かす杉の古桶にて
長期熟成させた風味豊かなお醤油です!

いろんなお醤油を探して試しましたが、
この醤油の味と香りが本当に
素晴らしかったので、この醤油に落ち着きました。

フタを開けた時に、びっくりするぐらい良い香りがします。

とまぁ、こんな感じです。

思いの外長文になってしまいましたが、
良い調味料をお探しの方の
参考資料の1つになれば嬉しいです!

昔ながらの伝統製法で、
丁寧に手作りされた調味料というのは、
こうして、天然酵母や麹菌の力を
最大限に生かして作られているので、
お料理の味がグッと美味しくなる
というだけでなく、私達の体にも
良い影響を与えてくれるので、
「調味料を侮るなかれ」なのです。

今、我が家で使用している調味料を
簡単にご紹介してみましたが、
伝統的製法で丁寧に手作りされた
商品というのは他にも沢山ありますので、
最初は本当に色々試して味を見て。
というところから始まるので、
大変かもしれませんが、自分や
家族が好む調味料を見つけてみて下さい♪

長くなってしまいましたが、
最後までお読み下さってありがとうございます。

ではでは、また!

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